エクセル、freee、Money Foward等のソフトを用いて確定申告をする方のために、確定申告に必要な基礎知識を提供します。
起業や副業をするためには、自分で帳簿を付けて確定申告をしなければなりません。そして、帳簿を付ける意味は単に確定申告書を作成するためだけではありません。
今話題の配当所得についても、1)申告不要、2)申告分離課税又は3)総合課税の選択で悩んでいる方のために、正しい考え方を提供します。
このコースは5つのセクションからできています。
⑴このコースの目的と対象等
このセクションでは、このコースの目的と対象等を紹介します。
このコースの目的(何をこのコースで学ぶのか)を説明し、このコースの対象(このコースは誰のために作られたのか)を説明します。そして、細川 健(ほそかわ たけし)の自己紹介をした後、このコースの制作理由、コースのゴール設定及びこのコースの受講に当たっての留意事項を説明します。そして最後に、このコースの全体像を説明します。何を勉強しているか、何処を勉強しているか分からなくなったら、このコースの全体像とセクションごとの説明に戻って、内容を確認してから前に進んでください。
⑵確定申告に必要な複式簿記等の基礎知識
このセクションでは、確定申告に必要な仕訳と帳簿の基礎知識等について説明します。
まず、仕訳の意味と考え方を説明し、発生主義と現金主義の相違について説明します。そして、貸借対照表(B/S)と損益計算書(P/L)の意義について説明し、仕訳とT字勘定の記述方法について説明します。さらに、最低限必要な帳簿について説明し、そもそも、なぜ、帳簿をつける必要があるのかを説明してこのセクションを終わります。
⑶具体的な取引の説明
このセクションでは、具体的な取引の説明を仕訳とT字勘定を用いて行います。取引を事業用預金を用いる場合の仕訳と個人預金を用いる場合で説明します。 基本的に税込価格(消費税を含む)で説明しますが、一部税込価格と税抜価格に分けて両方の仕訳を説明します。 そして、具体的な取引と仕訳の説明(売上、仕入、消耗品費、個人的に取得した建物を転用、水道光熱費等の家事按分、中古建物の取得、減価償却資産、減価償却費の家事按分、租税公課、事業主貸と事業主借、元入金、カメラマン報酬の支払と収受)を豊富な事例を用いて説明します。
⑷所得税法の具体的な計算方法の説明
このセクションでは、所得税の具体的な計算方法を8つに分けて学びます。
まず、確定申告が必要な人の条件を説明します。事業は事業所得、副業は通常は雑所得に分類され、給与は給与所得、配当は配当所得に分類されます。それぞれの所得は収入金額から必要経費や給与所得控除額・法定控除額を差し引きくことにより算定され、所得から所得控除額を差し引くことにより課税所得は算定されます。そして、申告不要、申告分離課税及び総合課税の違いを説明し、事業所得・雑所得・給与等にどれぐらいの税金がかかるのかを具体的な税金の計算方法を説明します。
⑸確定申告書(不動産所得・配当所得)の具体例
このセクションでは、国税花子の確定申告書を用いて具体的な確定申告書の作成方法を学びます。
まず、ID・パスワード方式による確定申告の方法(e-Tax)を説明し、認識番号とパスワードの設定方法を説明します。そして、国税花子の確定申告書、青色申告決算書(不動産所得用)及び添付資料(特定口座年間取引報告書)を用いて、不動産所得と配当所得の説明をします。配当所得については、セクション3の補足説明を含みます。このこのセクションを視聴することにより、不動産所得と配当所得の確定申告ができるようになります。
さあ、一緒に勉強して行きましょう。